シロアリはアリじゃない?見分け方は?違いは?
シロアリと、一般的に言う「アリ」は、呼び名には同じアリと付いても、実は生物学的には別の種目なのです。
アリはハチなどと同じ分類の昆虫で、大きな特徴としては、硬い外殻やくびれた体型などがあります。
一方のシロアリは、ご先祖様は、実はゴキブリと同じで、1億年ほど前から地球上に存在しています。
現在はゴキブリとは似ても似つかない生態です。
ゴキブリは生命力が強く、しぶとく、1匹でも行動します。
しかしシロアリは実は非常にデリケートでか弱い生き物です。
どのようにか弱いかと言いますと、まず外気に晒されては生きていけません。
例えば道ばたに、シロアリを1匹放置しておくと、長くても数時間で死んでしまいます。
そんな状態ですので、普段は土の中で生活しており、エサを求めたり、巣を拡大する目的で私たちのお家に侵入してきます。
それでも外気に晒されるのを嫌いますから、地上に出る場合は「蟻道 ぎどう」という土の粒を積み上げてトンネルを構築して、その中を通り、外気に触れないようにしています。