シロアリと羽アリの違いは?発生の時期は?毎年出るの?

 

シロアリと羽アリの違いは?発生の時期は?毎年出るの?

 

 

 まずシロアリと羽アリの違いは、「羽アリ」は「シロアリ」の一部の階級に「羽が生えただけ」です。

シロアリは、働きアリ、兵隊アリ、副女王、副王、女王、王というように階級が分かれています。

 

普段は、シロアリは羽は持っていません。

 

一定の条件下でのみ、副女王や副王などの階級に羽が生えてきて、飛んでいきます。

これは巣別れという説もありますが、最近では巣別れではなく、口減らしだという説も出てきています。

 

巣の中の人口密度が上がると(人ではないですが)、生殖機能を持った副女王などが外の世界に追い出されます。

これは口減らしと言えども、せめて別の場所で新たに営巣して組織を作る可能性を持たせるために、生殖機能を持った階級が放出されます。

 

 

 

シロアリの羽アリが飛ぶ時期

 

これはシロアリの種類によって異なりますが、日本全国に広く生息する「ヤマトシロアリ」では、4月~5月のゴールデンウイーク前後がメインになります。

もう一方、基本的に南の方の西日本に多く生息する「イエシロアリ」では、6月~7月の梅雨時に多く群飛します。

イエシロアリはヤマトシロアリと違って、一つのグループに生息する個体数が非常に多いため、シロアリによる家屋の被害も大きくなります。

 

何れにしろ羽アリが飛ぶということは、口減らしできるほどの充実した集団が床下にいる、ということになります。

そうなると床下の木材も被害を受けている可能性があり、シロアリ リフォームが発生してしまいます。

 

そうなる前に、5年ごとでもいいので定期的に点検だけはしてもらいましょう。

 

 

羽アリとシロアリの違い

 

 羽アリとシロアリの違いについてご説明します。

 

シロアリは統合生物ですので、そもそも階級というのがあります。

王アリ、女王アリがピラミッドのトップに君臨しており、1つの集団には基本的にそれぞれ1匹ずつが存在します。

その下に副女王が数匹いまして(これはシロアリの種や巣の規模によりけり)、これは次期女王候補になります。更に副女王までいかないまでも、生殖機能をもった「ニンフ」と呼ばれる階級がいます。これは全体の2~3%を占めます。

※ニンフとは幼虫といった意味がありますが、これはあまり関係ありません。

 

そしてその下に「兵蟻」(へいぎ)と呼ばれる、いわゆる兵隊アリがいます。外敵が巣に侵入してきたときなどに敵と戦ったり、巣を守ったりします。割合は全体の10%程度になります。

そして最後に一番多いのが「職蟻」(しょくぎ)と呼ばれる、いわゆる働きアリです。ちなみにシロアリの中でエサを食べる=家をかじるのはこの職蟻だけです。

他の階級のシロアリは、基本的に職蟻がそしゃくして食べさせてあげています。

 

さて、説明がひととおり済んだところで、冒頭の「羽アリとシロアリの違い」ですが、副女王のところで説明しました、「ニンフ」が羽アリに変わります。

変わりますというのは、シロアリというのは基本的に毎日 女王が卵を産みますが、それが巣の大きさに対してシロアリの数が増えすぎてしまう場合があります。その時に数を減らすために、ニンフたちに羽が生えるように女王様がフェロモンを出します。

するとニンフの背中からニョキニョキと羽が生えだして、身体も少し硬さを増してきます。

そして種によって異なりますが、春から夏にかけての湿気た日に外に放り出されます。そうです、シロアリの羽アリの意味は実はリストラだったのです。

多くのシロアリ業者は、「羽アリが飛ぶのは巣別れだ」と言いますが、実はキッカケはリストラなのです。

そして外の世界に飛び出しても99.9%は死にます。

 

なぜニンフなのかと言いますと、生殖機能を持っていますので、外の世界にムダに放り出すわけではなく、少しでも外の世界で営巣できるように、、という思いがあるのだそうですが、99.9%死にますので、基本的に全滅ですね、残念ながら。

 

ということで羽アリの正体は以上のようなカンジです。