羽アリとシロアリの違い

 

 羽アリとシロアリの違いについてご説明します。

 

シロアリは統合生物ですので、そもそも階級というのがあります。

王アリ、女王アリがピラミッドのトップに君臨しており、1つの集団には基本的にそれぞれ1匹ずつが存在します。

その下に副女王が数匹いまして(これはシロアリの種や巣の規模によりけり)、これは次期女王候補になります。更に副女王までいかないまでも、生殖機能をもった「ニンフ」と呼ばれる階級がいます。これは全体の2~3%を占めます。

※ニンフとは幼虫といった意味がありますが、これはあまり関係ありません。

 

そしてその下に「兵蟻」(へいぎ)と呼ばれる、いわゆる兵隊アリがいます。外敵が巣に侵入してきたときなどに敵と戦ったり、巣を守ったりします。割合は全体の10%程度になります。

そして最後に一番多いのが「職蟻」(しょくぎ)と呼ばれる、いわゆる働きアリです。ちなみにシロアリの中でエサを食べる=家をかじるのはこの職蟻だけです。

他の階級のシロアリは、基本的に職蟻がそしゃくして食べさせてあげています。

 

さて、説明がひととおり済んだところで、冒頭の「羽アリとシロアリの違い」ですが、副女王のところで説明しました、「ニンフ」が羽アリに変わります。

変わりますというのは、シロアリというのは基本的に毎日 女王が卵を産みますが、それが巣の大きさに対してシロアリの数が増えすぎてしまう場合があります。その時に数を減らすために、ニンフたちに羽が生えるように女王様がフェロモンを出します。

するとニンフの背中からニョキニョキと羽が生えだして、身体も少し硬さを増してきます。

そして種によって異なりますが、春から夏にかけての湿気た日に外に放り出されます。そうです、シロアリの羽アリの意味は実はリストラだったのです。

多くのシロアリ業者は、「羽アリが飛ぶのは巣別れだ」と言いますが、実はキッカケはリストラなのです。

そして外の世界に飛び出しても99.9%は死にます。

 

なぜニンフなのかと言いますと、生殖機能を持っていますので、外の世界にムダに放り出すわけではなく、少しでも外の世界で営巣できるように、、という思いがあるのだそうですが、99.9%死にますので、基本的に全滅ですね、残念ながら。

 

ということで羽アリの正体は以上のようなカンジです。

 

 

 

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