白アリと黒アリの違いは?
白アリと黒アリの違いは何でしょうか。
名前だけ聞くと、白か黒かの違いだけのように見えますが、実は違います。
白アリと黒アリは生物学的にも種目が異なります。
白アリはゴキブリ目に所属します。
ちなみにゴキブリは、実は3億年ほど前から生息しており、
白アリは、1億数千年前からこの地球上に生息しており、ゴキブリの一種が派生したと言われています。
そして白アリの体表は、白くてブヨブヨしており、まるで幼虫のようです。
これは白アリが不完全変態をする種だからと言えます。
また外気にさらされては生きらず、いつも地中や木材内部に生息しており、木材内部ではすき間風などがると、すき間に土の粒を埋めて密閉していきます。
白アリの食害があった木材に、大量の土が持ち込まれるのはそのせいです。
一方の黒アリは、ハチなどの種目に所属します。
白アリと違って、体表は硬く、鎧のような甲殻で覆われています。
白アリは単体では生息できない、統合生物なのに対し、黒アリは単体でも外の世界を動き回ることができます。